[life] あぁ!言い違いすれ違い
@NHK「あぁ!言い違いすれ違い」
))) 言葉どおりじゃないない気持ち
言葉そのものの意味でなく言葉の奥にある相手の本当の気持ちを読み取るには何が必要か。
たとえば悩みがある人のサインとしては「私なんか○○なのよね」「結局うまくいかない」などの自分を否定する言葉。他にはちょっと目がそれる、唇がピクっとしたり、口ごもる。そういった体の特徴も見えたりする。
「私と仕事、どっちが大事なの?」
梅谷氏「そうか、寂しい思いをさせてごめんね」
男性の目線からすると、単にどちらかを選ぶ普通の質問に聞こえてしまうが、女性からすると、非常にネガティブな気持ち、つらい気持ちがこもったうえでその質問がでている。なので、その気持ちを汲み取ると、答えはどちらかを選ぶ答えではなくなる。
男性は、攻撃に弱いという面がある。女性は寂しさを伝えたいだけだとしても、どうしても男性はそこに含まれる「怒り」の部分に敏感に反応してしまい、おびえて逆に攻撃にでてしまうことがある。
なので、女性から伝える場合には、男性のそういった部分も理解したうえで伝えるとスムーズに伝えることができる。
内視鏡・診療内科医 梅谷 薫 / 精神科医 名越康文
@2012.2.3 NHK「あぁ!言い違いすれ違い」
))) すれ違う言葉が病気の原因に?
異常はないのに、胃腸の痛みを訴える患者の多くは、傷つく言葉を言われていた。
毒に言葉は暴言などの攻める言葉だけではなく、たとえば「よくやっているねぇ」という言葉でも、相手には「私はそこまでできていません」という、その人にとっては毒として受け取ってしまうことがある。
梅谷さんが500人の患者にアンケートをとったところ「よくやっているよね」「たいしたことない」「気の持ちよう」「年のせいだからしかたがないね」「血管が細くてやりにくいですね」などで傷ついたことがあったという。
「たいしたことない」や「気の持ちよう」など、本当は真摯に向き合ってくれていればとても心が落ち着く言葉だけれども、言う当人が忙しくしていて、ぞんざいに伝えたりすると同じ言葉でも、まったく伝わり方が違う。
傷つく言葉を受けた場合、やっぱり人に話を聞いてもらう。その時のコツとしては怒りながら伝えるのではなく、少し冷静にトーンを落として聞いてもらう。また、話し相手も受容的に「なるほど」と受け止めるようにしてもらえると癒される。
相手が傷つかないように言葉を発するには「ながら」をやめる。パソコンをしながら、テレビをみながらなど、「何かに忙しくてとらわれながら」発する言葉には自分の気持ちもこもっていないし、相手の言葉もきちんと届いていないため、要注意。
内視鏡・診療内科医 梅谷 薫 / 精神科医 名越康文
@2012.1.27 NHK「あぁ!言い違いすれ違い」
))) 謝っているのに伝わらない
「今回のことは申し訳ありませんでした」
「は」の用法の中に、限定の働きがあるため、今回のことに関しては謝るけれども、他のことは謝らないよ、という部分的に謝っていることになるため、注意が必要。
「でした」の場合、謝っている途中で相手が許してくれている場合などでは構わないが、相手が許す前に過去のことにしてしまうのは問題がある。
謝る立場の場合、ちょっとでも許してほしい(限定)、その場から逃げだしたいなどの恐怖・不安(過去のものにしたい)などの気持ちが、どうしても言葉尻にでてしまったりすると、それが相手に本音として伝わってしまうことがあるため、注意。
ポイントとしては、短く「申し訳ございません」という気持ちをしっかり表して伝える。
「申し訳ありませんが、納期に遅れます」
「が」が入ることで「申し訳ありません」が従属、つまり謝罪が「おまけ」になっていしまっているため、伝わりにくい。
「納期に遅れます。申し訳ありません。」という言い方にすると、どちらも主節になるので、謝罪も伝わりやすい。
北海道大学大学院 准教授 加藤重広 / 人材育成コンサルタント 田中秀樹 / 精神科医 名越康文
@2012.01.20 NHK「あぁ!言い違いすれ違い」