@ORBISカタログ雑誌「hinami」2012年4月号
Q. ニキビのときに、脂を押し出すほうが、早く治る気がします。
A. 初期のニキビの段階で治療すれば、悪化しづらくなりますよ
白ニキビの段階なら周りの皮膚は正常なので,中に溜まった脂を押し出すのは医学的にOKです。
Q. 背中や胸もとにニキビができやすいんです。顔と同じようなケアで防げますか?
A. 顔のケア同様、キレイに洗って保湿を。加えてボディのニキビにはムレ対策が必要です
皮脂過多や乾燥で皮膚がかたくなり、皮脂が詰まるという意味ではボディのニキビも顔のニキビとできる過程は同じ。ですから、キレイに洗浄+保湿ケアでOKです。ただボディのニキビの原因の一つはマラセチアというカビ菌の一種。このカビは湿気が大好きなので、ムレ対策も必要。
Q. ニキビが悪化して、赤ニキビ状態に。これはそろそろケアの始めどき?
A. ニキビは予防ケアを!赤ニキビは自然に治るまで待ちましょう
赤ニキビは毛穴が完全にふさがっているので、炎症を起こしている内部に薬の成分は届きませんし、薬を飲んでも早く治せません。
Q. ニキビって予防可能なの?できるときは、できるものだし・・・
A. むしろ予防しかできません。悪化してから治療するのはなかなか難しいのです
赤ニキビのような炎症状態になっているときは、治療してもすぐに治るということはありませんが、その前なら予防可能です。ニキビができる時は,肌がかたくなって皮脂の出口がふさがり、皮脂が溜まっている状態。この時期に十分な保湿を行って肌を柔らかく保つことと、皮脂過剰になりやすい生活習慣を改めることがベストです。また一つニキビができたら、ほかにもニキビができやすい肌環境。注意しましょう。
Q. ポツポツと肌に残るニキビ跡。これってもう治らないのかな?
A. ニキビ跡の種類によります。改善は目指せますが、ある程度時間がかかります。
ボコッと陥没したニキビ跡のケアはきわめて難しく、レーザーで肌の表面をならすなどの治療になります。ひどく赤みのある深刻なニキビ跡は、ダメージを受けて毛細血管が開きっぱなしになって赤く見えているため、血管自体を修復する治療を施します。比較的早く結果が出るのが、色素沈着して黒ずんだニキビ跡。皮膚科では主にピーリング治療で対処します。黒ずんだニキビ跡に関しては、自宅での美白ケアもじっくり取り組めば効果が期待できますよ。
お話を伺ったのは、よしき皮膚科クリニック 銀座院長 吉木伸子先生でした。
))) ニキビケアの最大のカギ、生活習慣を見直そう
))) 食事
ビタミンA、C、Eがニキビ予防には効果的。ほうれんそう、にんじん、ブロッコリーなど緑黄色野菜を積極的に摂って(1日100グラムが目安)。玉ねぎ、キャベツなど淡色野菜も摂ると理想的。
))) タバコ
ニキビと直接関係があるとはまだ証明されていませんが、血液中の酸素濃度を低くするので、肌の新陳代謝が悪くなることは事実。スムーズな肌の生まれ変わりによる柔らかな肌を望むなら、禁煙を!
))) アルコール
アルコールは一種の糖質。飲み過ぎるとニキビと密接な関係にある皮脂の分泌を活性化させます。またお酒を飲んだときは、つい夜更かしや食べすぎなどになりがち。ほどほどにしましょう。
))) 睡眠
ニキビができそう、またはできたときに欠かせないのが睡眠。遅くまで働き、交感神経が高ぶったまま寝て、眠りが浅くなるとますますニキビは悪化します.朝方にシフトするなど体内時計をリセット.
))) ストレス
ストレスを感じると,自律神経の働きやホルモンの分泌に変化が生じ,皮脂の分泌量にも影響を及ぼします。夜,寝る前にぬるめのお風呂に入る、アロマを楽しむなどストレスの解消法を用意して。
))) ニキビ予防、ケア関連の化粧品
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